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アパート投資のマメ知識

2018.02.05

アパート投資のマメ知識

#不動産 #土地活用 #売買 #投資 #暮らし #賃貸 #購入

投資しやすく、収益も得やすいアパート経営
不動産投資には、マンション、アパート、一戸建てなどがありますが、収益性が見込めてなおかつ投資しやすいのはアパートではないでしょうか。

今回は、アパート投資で利用するローンの金利推移について調べてみました。

 

アパートローンと住宅ローンの違い
アパートを取得する際に借り入れるローンのことです。住宅購入時に利用する住宅ローンと似ていますが、実は両者には明確な違いがあります。

 

●住宅ローン:金利が低い

→毎月の給与から安定的に返済されるため。

 

●アパートローン:金利が高い

→空き室が発生する可能性も考えられ、毎月一定の収入が得られるとは限らず、金融機関としてはリスクが生じやすいと考えるためです。金融機関によっておおむね2%台から4%台となっています。

 

アパートローン金利の今後の見通しについて
次に、アパートローン金利の今後の見通しをみていきましょう。

これまでの金利動向については、日本銀行が発表している「長・短期プライムレート(主要行)の推移」が参考になります。

 

参照元:日本銀行 長・短期プライムレート(主要行)の推移
https://www.boj.or.jp/statistics/dl/loan/prime/prime.htm/

 

固定金利の目安となる長期プライムレートは、この2年間、0.90%から1.00%の範囲で推移しています。また、変動金利の目安となる短期プライムレートの最頻値は、2009年から1.475%のまま変わらない状況となっています。

 

また、日本銀行は1月23日に、「当面の金融政策運営について」を発表しました。

参照元:日本銀行 当面の金融政策運営について
https://www.boj.or.jp/

短期政策金利はマイナス0.1%、長期金利である10年物国債金利を0%になるよう誘導するとのことです。今年もマイナス金利政策が継続することもあり、アパートローン金利は、前年と同水準で推移するものと考えられます。

 

アパートローンの融資は厳しい状況が続く
アパートローン金利は、今後も大きな増減は見られない模様ですが、アパートローンの融資は厳しい状況と言えます。

その背景には、アパートの過供給があります。マイナス金利政策下ではアパートローンが低金利だったので供給量が増え、銀行も金利が比較的高いので積極的に貸し出しました。また、アパート所有が相続税対策につながることも供給量増加の要因です。

しかし、金融庁はアパートの供給量が需要を上回るペースで増加していることを懸念し、現在ではアパートローン融資審査は厳しくなっています。

 

今後アパート経営を行う場合、需要が高い場所を見極め投資を行うこと、また、借り入れをする場合はフルローンではなく頭金を用意することも必要となります。

アパート経営を行う場合、金利面では有利な状況ですが、事前に事業見通しを立てた上で、計画的な経営を行うことが重要と言えるのではないでしょうか。

(画像は写真ACより)