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民泊認知度は9割超え!しかし国内普及困難はむずかしい?!

2018.05.07

民泊認知度は9割超え!しかし国内普及困難はむずかしい?!

#ビジネス #投資 #暮らし

民泊の認知度調査

遊休不動産などの新たな活用法として注目を集める民泊。今回はその意識調査アンケートの結果を一緒に見ていきましょう。

「民泊」の定義は、「宿泊用に提供された一般個人宅の一部や空き別荘、マンションの空室などに対価を払って泊まること」とします。

 

・民泊認知度

「民泊」を耳にしたことがあるか尋ねたところ、「はい」の回答者が圧倒的多数を占めました。

世界中で普及が進んでいることや、それを受け日本国内の法整備もされ、メディアにおける取り上げも増えており、広く認知されるものになったと考えられます。
聞いたことがある:94%
聞いたことがない:6%

 

・民泊利用について

民泊利用の経験と今後の利用意向を問うと、認知度とは打って変わ理、「利用したことはなく今後も利用しない」とする人が最多の73%になりました。

利用経験者は合計で5%にとどまり、認知の広がりに比べると、限定的であることが分かります。

民泊利用経験者は、今後の利用意向は「利用したい」と「利用したくない」がおよそ半々という結果でした。

 

利用経験を問わず、今後の利用意向でみると、利用したいと考えている人は4人に1人の割合です。

 

利用したことがあり今後も利用したい:3%
利用したことがあるが今後は利用しない:2%
利用したことはないが今後利用したい:22%
利用したことはなく今後も利用しない:73%

 

民泊認知度は9割超え!しかし国内普及困難はむずかしい?!

最大の魅力は安さ、不安要素は利用・提供ともなお多め


・宿泊先に民泊を選ぶ理由

宿泊で民泊を選択する理由では、1位は「安いから」が最多。

2位は「民泊を体験してみたかったから」が33%、3位は「宿泊先の土地特有の家に泊まりたかったから」の15%でした。

リーズナブルさが大きなポイントであることはもちろんですが、新鮮な体験としての興味関心を理由とした人も約半数あり、こうした新たな宿泊ニーズを有する人々の動向が今後の民泊市場における注目点となるでしょう。
安いから:34%
民泊を体験してみたかった:33%
宿泊先の土地特有の家に泊まりたかった:15%
ホテルや旅館に空きが無いから:7%
他人の目を気にしなくてよいから:5%
その他:6%

 

 

・民泊を利用したくない理由

 

民泊を利用したくない理由では、「旅館やホテルに泊まりたいから」がトップとなりました。

それ以外の理由では、「ホストに対する不安」、「民泊の仕組みが分からないから」、「設備が十分でないと思うから」、「手続きが面倒そう」との声があり、民泊自体への不安感から利用したくないと考える人が4約半数にのぼっていることが明らかとなりました。
旅館やホテルに泊まりたい:41%
ホストに対する不安:22%
民泊の仕組みが不明:12%
設備が不十分と思う:10%
外国人観光客が利用するもの:5%
手続きが面倒そう:3%
その他:7%

 

・日本国内で民泊は普及するか?

最後に、今後日本国内で民泊が普及していくと思うか回答してもらうと、「いいえ」が半数以上で、普及しにくいだろうと判断している人が、実際の普及を見込む人を上回る結果になっていました。
はい:45%
いいえ:55%

 

認知度や関心の高さに対し、普及が現実のものとなることへの期待感はやや薄く、提供側・利用側双方で、民泊サービスにおける不安要素が依然多いことなどが背景にあるとみられます。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

参照リンク
日本法規情報株式会社によるプレスリリース(PR TIMES)

(画像はプレスリリースより)